前回に引き続き、「VOCALOIDをたのしもう Vol.4」についてきた初音ミク体験版を使って音楽を作ってみる。
体験版は途中のファイルが保存できないので1音ずつ入力するのが面倒だから、あらかじめ作成しておいたMIDIを読み込むという方法で作ってみた。

素材のMIDIはできるだけ単音で単純に作る方が読み込みやすいみたいだった。

VOCALOID2を起動したら、[開く]メニューからMIDIを読み込む。

[読み込み]から[VOCALOID MIDIファイル]を指定すると、再生の段階で「不正な音符データです」というエラーが表示される。MIDIファイルを変えてみてもうまく取り込めなかった。(VOCALOIDで作成したデータじゃないからかも)
それを回避する方法もあるみたいだけど、ややこしいし、[開く]メニューが使えるのでそっちを利用する。

[ファイルの種類]から[すべてのファイル]を指定すると、MIDIファイルが見える。

目的のファイルを指定すると…

「チャンネルをそれぞれのトラックに割り当てますか」とたずねてくる。今回用意したMIDIは単音でトラックも1個しかないので「いいえ」を選択した。複数のトラックで構成されているMIDIなら「はい」を選んでね。

どのトラックをどの声に割り当てるかのダイアログはそのまま[OK]

「このシーケンスはVOCALOID2フォーマットに変換されます」メッセージも[OK]

これで、MIDIファイルが音声に変換されて読み込みが完了。あとは、歌詞を入力すればおしまい。

[Wave形式]に書き出して完成。

…で、できたのがコレ

kirakira-iroha.mp3
今回は歌詞をいろは歌にしてみた。


なんか、日本語の上手な韓国人か中国人みたいじゃない?
アクセントや発音を調整するのはとっても地道で大変な作業、これをその筋の人々は「調教する」と表現するらしい。なるほど。

たしかに、このままではロボットっぽくて使いにくい。駐車場の自動ゲートや電話の音声案内みたいだ。
でも、頑張ればかなり面白く使えるよ。

ちなみに、MIDIを作成したのはKAWAIのスコアメーカーというソフト。これも面白いからまたの機会に紹介したいと思うなう。

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  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
  • 発売日: 2010/03/20
  • メディア: ムック