◇「ハイジ」に盗作疑惑? アルプスの少女 ハイジ 福音館書店 [本(読み物)]
このニュースで知る前に、別のニュース記事でこの事実を知った。
(以下、2010年4月13日10時51分 読売新聞記事より)
「アルプスの少女ハイジ」原作に盗作?疑惑
【ジュネーブ=平本秀樹】スイス人女性作家ヨハンナ・シュピリが1880年に書いた小説「ハイジ」が、その50年前にドイツ人作家が書いた別の作品によく似ていると若手文学研究者が指摘、スイスメディアは、「ハイジの“父親”はドイツ人だった」などと大きく報じている。
この小説はアニメ「アルプスの少女ハイジ」の原作で、騒ぎのきっかけは、ドイツで活動する文学研究者ペーター・ビュトナー氏(30)が、ドイツ人詩人・作家のヘルマン・アダム・フォン・カンプが1830年に発表した「アルプスの少女アデレード」と題する作品を偶然見つけたこと。
この作品の主人公の名前アデレードは、ハイジの本名(アーデルハイド)とそっくりなうえ、作品の筋書きや描写もシュピリの原作小説と酷似しており、シュピリが、この作品を下敷きにした可能性が高いという。
スイスのフランス語紙「バン・ミニュット」は、「ハイジは盗作。神話は崩壊した」と報じるなど、スイス国内で波紋が広がっている。
お話の長さもドイツの『アデレーデ』は30ページほどだけど、ハイジはその10倍の長編、昔話をベースにしてアレンジして生まれたのがハイジなのかもしれない。話のスケールを大きく膨らませて、登場人物にそれぞれ性格と役割を持たせ読者のハートをがっつりつかんだようなたところが世界中(もしかしたら日本だけか?)の人に受け入れられたのかな。
なんか、いいとも悪いとも言いにくいなぁ。。。やっぱ、盗作なら悪いんだよね?
パクリ元が50年前の作品なら著作権的にはもしかしてOK?(その時点で原作者が死亡していれば、だけど)
昔からあるお話が、出版されていた本ってゆーのが微妙かなぁ。昔話みたいに口で伝承されていたモノならいいかもしれなけけど。
ハイジと言えば、この福音館書店の本にある挿絵の方が子どもの頃の自分にとってはおなじみで、アニメの「アルプスの少女ハイジ」の絵柄にはどちらかというと違和感を感じていた。
「アルプスの少女 ハイジ」をリアルタイムでの放映は見ていない。たぶん再放送で毎日夕方にやってたのを見てたんだと思う。牧場の少女カトリとか、母をたずねてとか、小公女セーラとか、ずぅ~~っとシリーズでやってた時があったんだけどなぁ。あれれ、早朝だったかなぁ?出かける前に見ていたような気もする。しかも超ローカルなSUNテレビ……。記憶違いかも…
カトリは、なんか最後がちょっと…お医者さんになるのかと思ってたのに。おっと、話がカトリに行きそうなのでセーブセーブ!
話を戻して、戻して!!
で、ヨーゼフとかピッチーってなに?あのハイジのテンションの高さもあまり納得がいかないと思っていた。
(ヨーゼフに関してはスイス人も認めていないので、本国スイスでのアニメ放送が却下されたとか)
ハイジの黄色と赤の衣装とクララのデカリボンもちょっと…。
断っておくけど、アンチアニメ派ではない。
全く別のものとしてみているだけである。あの赤と黄色の衣装をつけたおてもやん顔はいかにアレンジされようと、その2点セットを見るだけで「ハイジである」と日本のアラサー以上の国民感情内に市民権を得ている。
その市民権を奪うなんて、そんな大それたこと考えたこともない。
それなりにキャラクターとしては愛らしいところもあるしね。
ま、あれはアレ、これはコレと、はっきり割り切るとそれなりにかなり楽しめるのだ。
ちょっと原作をアレンジしているから原題「ハイジ」に対して「アルプスの少女」が付け加えられているのかもしれない。
昔の子供向け(小学2~3年向けだと思う)の表紙の厚い本で「アルプスの少女」というタイトルが出版されていた記憶(図書館で見ただけ)もあるけど、そっちからとったのかな。まぁいいや。
多分、原作を読んでからのアニメってゆーのはハイジに限らず、大抵が裏切られる。映画もゲームも似たところがあるね。何かを原作にすると読者なりのイメージができてしまうのに、アニメ制作者のイメージを押しつけられてしまうジレンマに耐えられなくなってしまうのだ。
比較的忠実な再現とうたわれているハリー・ポッターにさえも、原作と映画のギャップを感じてしまう。
前にも書いた映画「タイタンの戦い」に関してもしかり。
原作アリの漫画も同様。
「源氏物語」がベースの「あさきゆめみし/大和和紀著」とかが代表的かな。(男子なら横山光輝の三国志とかなのかな?)これは高校の時、先生の勧めで読んでみてそれから古典というものが好きになった。
だから、全巻持っていたりする。
も~どっちやねんっ!て感じだ。でもでも、やっぱちょっと原作と違うところがびみょ~にあるやん。
まーけっきょく、オモシロいと思いつつも、「低燃費っピッピ~」はいただけないなぁという思いも捨てられずに笑って見てる側なのだ。(何、ソレ?)
あれ?ヨハンナ・シュピリの盗作疑惑の話だったような気がするけど、また話が脱線してしまったのかも?
関連記事(いつまであるか分からないけど)
↓
ハイジの原作は盗作? ドイツ人学者の指摘に波紋
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010041301000134.html
聖域を侵したアニメ「アルプスの少女ハイジ」
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/index.html?cid=752750
(以下、2010年4月13日10時51分 読売新聞記事より)
「アルプスの少女ハイジ」原作に盗作?疑惑
【ジュネーブ=平本秀樹】スイス人女性作家ヨハンナ・シュピリが1880年に書いた小説「ハイジ」が、その50年前にドイツ人作家が書いた別の作品によく似ていると若手文学研究者が指摘、スイスメディアは、「ハイジの“父親”はドイツ人だった」などと大きく報じている。
この小説はアニメ「アルプスの少女ハイジ」の原作で、騒ぎのきっかけは、ドイツで活動する文学研究者ペーター・ビュトナー氏(30)が、ドイツ人詩人・作家のヘルマン・アダム・フォン・カンプが1830年に発表した「アルプスの少女アデレード」と題する作品を偶然見つけたこと。
この作品の主人公の名前アデレードは、ハイジの本名(アーデルハイド)とそっくりなうえ、作品の筋書きや描写もシュピリの原作小説と酷似しており、シュピリが、この作品を下敷きにした可能性が高いという。
スイスのフランス語紙「バン・ミニュット」は、「ハイジは盗作。神話は崩壊した」と報じるなど、スイス国内で波紋が広がっている。
お話の長さもドイツの『アデレーデ』は30ページほどだけど、ハイジはその10倍の長編、昔話をベースにしてアレンジして生まれたのがハイジなのかもしれない。話のスケールを大きく膨らませて、登場人物にそれぞれ性格と役割を持たせ読者のハートをがっつりつかんだようなたところが世界中(もしかしたら日本だけか?)の人に受け入れられたのかな。
なんか、いいとも悪いとも言いにくいなぁ。。。やっぱ、盗作なら悪いんだよね?
パクリ元が50年前の作品なら著作権的にはもしかしてOK?(その時点で原作者が死亡していれば、だけど)
昔からあるお話が、出版されていた本ってゆーのが微妙かなぁ。昔話みたいに口で伝承されていたモノならいいかもしれなけけど。
ハイジと言えば、この福音館書店の本にある挿絵の方が子どもの頃の自分にとってはおなじみで、アニメの「アルプスの少女ハイジ」の絵柄にはどちらかというと違和感を感じていた。
「アルプスの少女 ハイジ」をリアルタイムでの放映は見ていない。たぶん再放送で毎日夕方にやってたのを見てたんだと思う。牧場の少女カトリとか、母をたずねてとか、小公女セーラとか、ずぅ~~っとシリーズでやってた時があったんだけどなぁ。あれれ、早朝だったかなぁ?出かける前に見ていたような気もする。しかも超ローカルなSUNテレビ……。記憶違いかも…
カトリは、なんか最後がちょっと…お医者さんになるのかと思ってたのに。おっと、話がカトリに行きそうなのでセーブセーブ!
話を戻して、戻して!!
で、ヨーゼフとかピッチーってなに?あのハイジのテンションの高さもあまり納得がいかないと思っていた。
(ヨーゼフに関してはスイス人も認めていないので、本国スイスでのアニメ放送が却下されたとか)
ハイジの黄色と赤の衣装とクララのデカリボンもちょっと…。
断っておくけど、アンチアニメ派ではない。
全く別のものとしてみているだけである。あの赤と黄色の衣装をつけたおてもやん顔はいかにアレンジされようと、その2点セットを見るだけで「ハイジである」と日本のアラサー以上の国民感情内に市民権を得ている。
その市民権を奪うなんて、そんな大それたこと考えたこともない。
それなりにキャラクターとしては愛らしいところもあるしね。
ま、あれはアレ、これはコレと、はっきり割り切るとそれなりにかなり楽しめるのだ。
ちょっと原作をアレンジしているから原題「ハイジ」に対して「アルプスの少女」が付け加えられているのかもしれない。
昔の子供向け(小学2~3年向けだと思う)の表紙の厚い本で「アルプスの少女」というタイトルが出版されていた記憶(図書館で見ただけ)もあるけど、そっちからとったのかな。まぁいいや。
多分、原作を読んでからのアニメってゆーのはハイジに限らず、大抵が裏切られる。映画もゲームも似たところがあるね。何かを原作にすると読者なりのイメージができてしまうのに、アニメ制作者のイメージを押しつけられてしまうジレンマに耐えられなくなってしまうのだ。
比較的忠実な再現とうたわれているハリー・ポッターにさえも、原作と映画のギャップを感じてしまう。
前にも書いた映画「タイタンの戦い」に関してもしかり。
原作アリの漫画も同様。
「源氏物語」がベースの「あさきゆめみし/大和和紀著」とかが代表的かな。(男子なら横山光輝の三国志とかなのかな?)これは高校の時、先生の勧めで読んでみてそれから古典というものが好きになった。
だから、全巻持っていたりする。
も~どっちやねんっ!て感じだ。でもでも、やっぱちょっと原作と違うところがびみょ~にあるやん。
まーけっきょく、オモシロいと思いつつも、「低燃費っピッピ~」はいただけないなぁという思いも捨てられずに笑って見てる側なのだ。(何、ソレ?)
あれ?ヨハンナ・シュピリの盗作疑惑の話だったような気がするけど、また話が脱線してしまったのかも?
関連記事(いつまであるか分からないけど)
↓
ハイジの原作は盗作? ドイツ人学者の指摘に波紋
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010041301000134.html
聖域を侵したアニメ「アルプスの少女ハイジ」
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/index.html?cid=752750
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試験によくでる『あさきゆめみし』~受験必勝! 名作マンガで『源氏物語』徹底読解~
- 作者: 大和 和紀
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- 発売日: 2008/04/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
タグ:ハイジ
小林朋道「先生、」シリーズ(最近読んだ本) [本(読み物)]
「鳥取環境大学の森の人間動物行動学」という何やら難しげなサブタイトルがついているので、難しそうに思うけれど、生き物ネタのいわゆる面白エッセイです。
サラッと軽く読み流してしまえそうだけれども、各章ごとにご専門の人間や動物の「行動学」で締めくくられている。(たまに無理やり追記したのかなと思わせる節もあるけれどそこも面白い。)
命の大切さに触れる章もあり、読んでいてホロリとすることも…(まさか自分だけか?)
各章が短く、ちょっとした時間に読み切ってしまえるので忙しい人の秋の夜長にもってこいの読み物かな。
3冊いっぺんに読んでしまいました。
そうそう、全然関係ないかもしれませんが「いきものがかり」が好きです。
サラッと軽く読み流してしまえそうだけれども、各章ごとにご専門の人間や動物の「行動学」で締めくくられている。(たまに無理やり追記したのかなと思わせる節もあるけれどそこも面白い。)
命の大切さに触れる章もあり、読んでいてホロリとすることも…(まさか自分だけか?)
各章が短く、ちょっとした時間に読み切ってしまえるので忙しい人の秋の夜長にもってこいの読み物かな。
3冊いっぺんに読んでしまいました。
先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学
- 作者: 小林 朋道
- 出版社/メーカー: 築地書館
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
そうそう、全然関係ないかもしれませんが「いきものがかり」が好きです。
- アーティスト: いきものがかり,山下穂尊,水野良樹,吉岡聖恵,西川進,中村太知,島田昌典,江口亮,渡辺善太郎,mugen
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 2008/02/13
- メディア: CD
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